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第3回:  大物ジャズピアニスト乱入レッスン

バーチャルピアノ教室では、新しい音楽のコンテンツとして「大人のケンハモ」を企画することになりました。
新しい試みで、現在スタッフも体当たりで新サービスを準備中です。

第3回目の情報アップは、バーチャルピアノ教室のリーダーかがわりょうこが、ケンハモレッスンに参加体当たりレポートです。


音を大切にするキモチ

「ケンハモレッスン」2回目。クラスの人たちと顔を合わせるのも2度目なので、前回よりもリラックスしてレッスンに挑みました。月1回のレッスンですが、まだ先と思っていたらあっという間にレッスン日。生徒さんたちも同じ気持ちなんだろうなぁ、と思いつつ演奏が始まります。

1曲目は「埴生の宿」 レガート演奏がとても大切な曲です。

私はアルペジオの伴奏が担当で、音の切れ目を拾い上げるのがとても難しい。そう、息つぎをするタイミングを間違えると旋律パートに影響が出てしまう、と意識すればするほど、息苦しくなって顔が赤くなるのが自分でもわかります。

演奏をしている私達に先生が途中でストップをかけました。

この曲は「みずしま~~~って言うのを思い出して」

一同「・・・・・」

そこで先生は映画「ビルマの竪琴」のお話をしてくださいました。

「おまえ、三角山で何を見たんだ?それほどの決心をしたんだ?、きっと辛い思いをしたんだろうな」
井上隊長はおおよその事情を推察し、皆の思いを一羽のオウムに托します。

「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンニカエロウ」

その水島がとうとう皆の前に姿をあらわしました。 収容所の柵越しに水島の弾く竪琴、「仰げば尊し」が万感胸に迫ります。

「アア、ヤッパリ、ジブンハ、カエルワケニハ、イカナイ」 オウムはこうつぶやくのでした。

冒頭のシーンで血気にはやる兵士達に、井上隊長がイギリス軍に降伏する理由を「生きて母国を建て直すことこそ自分たちがしなければならないことだ」と説く一方で、故郷をあきらめ、残って菩提を弔うと誓う水島。

そして

映画のなかで、イギリス軍を油断させるために歌った「埴生の宿」を、その彼らと合唱します。英語版は、「粗末な家だけど、我が家にまさる所はない。世界中を探しても、他に替わる場所はない」というイギリスの古い民謡で、タイトルは「Home Sweet Home」

こんな音にしたい・・・そういう思いを込めて「レガート」を表現すると音は必ずそんな音になってくれますよ。

その直後にみんなで演奏した「埴生の宿」。弾き終わったあとのじ~~んとした気持ちはなんとも言えず、先生の「はい、この曲は今日でおしまいにしましょう(にっこり)」がうれしい一言でした。

弾きなれない楽器でも、想像力を総動員して、音に気持ちを込めると楽器はその気持ちに応えてくれました。


有名JAZZピアニスト現る!

レッスン曲3曲目 今日の新曲です。

有名JAZZナンバー「サテン・ドール」。SWINGのノリについてや、2拍3連のリズムの取り方のレッスンに続いて、アドリブ箇所のレッスンをしていたときです。レッスン室の正面にあるグランドピアノからいきなり素敵な伴奏が流れてきた、と思ったら、見知らぬ男性が・・・。

でもどこかで見たことある・・・と思っていたらJAZZピアニストの佐山雅弘さんでした。

松田先生とはよく一緒にお仕事をされているということで、大阪に来られたついでにレッスン室にお見えに・・・って、そんな気軽に着ていただけるような人ではないんです!松田先生も「こんなレッスン一生に1回あるかないかやぁでぇ!」っとおっしゃったので、ここは思い切り楽しまなくちゃとばかりに、みんなでノリノリJAZZセッションで大いに盛り上がり、演奏の途中では松田先生と佐山さんの超絶テクニックセッションも入り、興奮のままレッスンが終わりました。

佐山さんが「なに?初めてやった曲?なかなかやるやん!ライブハウスでやったら拍手もんやなぁ」の一言で、ますますみんなヤル気になってます(笑)。


今日の発見

ケンハモレッスンは午前中も松田先生が担当されています。私は講師をしているので、先生は午前中のレッスンの方がピアノ講師の人が多いので、そっちがいいかもしれないよ、とおっしゃってくださったのですが、仕事もありますし、こうしていろんな方と一緒に演奏できる方がきっと楽しいと思うので、と夜のレッスンにしていただきました。
そして今夜は、その判断は間違っていなかったと思えたレッスンでした。

音楽って「心」が大切っていつも思っていたのですが、テクニックだって必要だしそこをスルーしてしまっては本末転倒なのよ!って言われたこともあり自信一杯には言えないところがありました。でも、一音一音を本当に本当に大切にする気持ちを持つことが、聴く人に何か伝えられる、あるいは聴いている人がその人なりに何かを感じられる演奏につながるんだということを確信することができました。

ピアノレッスンにも活かしていきたいです。


次回は、レッスン「体当たりレポート その3」。どんなことを皆さんにお伝えできるかな。

皆さんの「ケンハモ」の思い出や、こんな風に吹いたら楽しいだろうなというアイデアをぜひお寄せください。
FROM:かがわりょうこ

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